“Made in America”にこだわる信頼の物づくり
2005年、Schott社は長年慣れ親しんだニュージャージー州のロウアーイーストから、ニューヨークの玄関口であるニューアーク国際空港の近くにファクトリーを移した。ファクトリーでは80余名の職人がレザーに魂を注ぎ込み、裁断や縫製などのエキスパートたちが黙々と着実に、流れるようなリズムで自らのパートを全うしていく。1913年、Schottブラザースによってつくられ、稀代のファクトリーとして成長を遂げた今日に至るまで、そのリズムとスピリッツは何ひとつ変わらないまま続いている。60年代からはじまった大量生産、大量消費の大きな時代の波、コンピューター化された昨今のファクトリー、自国生産を諦め、アジアに生産地を移した幾つものアメリカブランドを鑑みれば、まさに驚くべきことである。
ファクトリーには親子三代にわたって働いている者もいる。父から子へ、孫へ。Schottを貫くゆるぎないスピリッツは、こうした職人とスタッフたちが受け継いでいく。